会派の行政視察で、大分県由布市に行って来ました。
由布市では「湯の坪街道周辺地区景観計画・景観協定」を策定・締結することで、湯の坪街道周辺地区の豊かで美しい景観形成と質の高い生活空間づくりが進められています。
具体的には、地区の交通安全性と景観を改善し、安全に安心して暮らせる地域環境を取り戻すことを目的として、地域で暮らし、商売をする上で最低限守るべきことを、景観計画Aと景観協定B~Dおよび紳士協定Eとして定められ、必要に応じて段階的にルール内容は改正・強化されます。
また、VICEモデルに沿って由布市が大切にしていきたいことを次の3つの基本方針に整理しています。
・基本方針1: 最も住みよいまち(=最も優れた観光地)の実現
(自然環境・市民・来訪者にやさしい移動手段の促進等)
・基本方針2: 心と身体を癒す、安心・安全な滞在型・循環型保養温泉地の実現
(来訪者の立場に立った情報発信とプロモーション等)
・基本方針3: 次世代に承継したい持続可能な観光産業の実現
(観光人材の確保と育成等)
さらに、マーケティングに対する理解度を高めるため、民間事業者向けの専門家を招聘したマーケティング勉強会等を開催しています。
福島市でも新しい観光スタイルに対応したビジネスモデルを構築したり、多様なニーズに応じた受入体制を整備したりしておりますが、由布市の事例は先進的な取り組みで、実り多い視察となりました。

会派の行政視察(ゆふいんラックホール)
会派の行政視察(ゆふいんラックホール)

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