UNIX入門

Emacs の使い方

Emacs の起動と終了方法

では早速 Emacs を起動してみましょう。まず kterm などのターミナル上から、次の様に入力してみて下さい。すると Emacs が起動します。

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Emacs を終了したい時には、キーボード上の Control キーを押しながら、x を押してから、Control キーを押しながら、c キーを押します。このような Control キーを押しながらの操作を、C-x C-c と書きます。

Emacs の基本操作

では早速、Emacs でテキストファイルを作成してみましょう。試しに、自分の自己紹介を入力してみましょう。

日本語を入力するには、Emacs で C- と入力して下さい。システムによっては、C-o です。

Emacs でファイルの保存と読み込み

ここでは、Emacs でのファイルの保存と読み込みについて説明します。前の節で入力した自己紹介に、introduction.txt と名前を付けて保存してみます。

まず Emacs で、C-x C-w と入力して下さい。するとファイル名を聞いてきますので、introduction.txt と入力し、リターンキーを入力して下さい。これで保存完了です。

Emacs には、他にも次の表のような操作があります。

では、もう一つ Emacs を起動して、先ほど保存したファイルを開いてみて下さい。

Emacs でカーソルの移動

次は、カーソルを移動する方法です。次の表を参考に、Emacs 上のカーソルを移動する練習をしてみましょう。

なお、文字の無い所へは、カーソルを移動出来ません。

Emacs で文字の削除

次は、文字を削除する操作です。キーボードのバックスペースキーやデリートキーでも消すことが出来ますが、次の表のような操作でも、文字を削除することが出来ます。

Emacs でキャンセルや元に戻す操作

次は、操作をキャンセルする操作や、元に戻す操作です。Emacs を使用していて、思ったように動作しなくなってしまった場合には、C-g をしてみましょう。

Emacs でコピー・カットアンドペースト

次は、テキストをコピーやカットし、それをペーストする操作です。何度も同じテキストを入力したい場合や、他のテキストから貼り付けたい場合は、コピーやペーストという操作によって、同じ文字や文字列を何度も入力することなく、テキストを入力することが出来ます。

また、カットすると、その部分を削除すると同時に、後ほどペーストなどの操作によって、カットしたテキストを再利用することも可能です。

まず文字列をコピーするには、マウスをドラッグし、文字を選択するとコピーすることが出来ます。また切り取るには、マウスで切り取りたい領域を選択したあと C-w です。

もちろん、マウスを使わない方法もあります。それにはまず、コントロールキーを押しながらスペースキーを押して、コピーや切り取りたい部分の先頭に印を付けます。印と言ってもコンピュータに教える為の印ですので、設定によっては画面上に変化はありません。次に、カーソルをコピーやカットをしたい部分の最後に持って行き、C-w で領域を切り取ることが出来ます。コピーするには、C-w ではなく、ESC キーを押してから、w キーを押して下さい。

コピーや切り取った文字列を貼り付けるには、C-y で、貼り付けることが出来ます。

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