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UNIX入門

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UNIX で周辺機器を使う

UNIX でプリンタを使う方法を解説します。

その前に、ポストスクリプト という形式について説明したいと思います。

ポストスクリプトとは、アメリカの Adobe 社によって開発されたページ記述言語の1つで、印刷物の出力など、特に高解像度を要求する印刷処理で一般に利用されます。通常 UNIX でプリンタに出力する場合には、テキストファイルをこの形式に変換しなければなりません。

ポストスクリプトへの変換

ポストスクリプトへ変換するためには、k2ps というコマンドを使用します。その際、通常の状態では二分割されますので、そうしたくない場合には -p オプションを付けて実行して下さい。

コマンドの書式
k2ps <変換したいファイル名> > <変換後のファイル名>
k2ps -p <変換したいファイル名> > <変換後のファイル名>
            
実行例
k2ps -p introduction.txt > introduction.ps
            

プリンタへの出力

UNIX で印刷 したい時にしようするコマンドです。両面印刷に対応しているプリンタで両面印刷を行ないたい場合には、-C"duplex" オプションを使用します。

コマンドの書式
lpr -P<プリンタ名> <ファイル名>
lpr -P<プリンタ名> -C"duplex" <ファイル名>
            
実行例
% lpr -Ppropr15 -C"duplex" introduction.ps
            

印刷待ち状態の表示

ネットワークにつながっているプリンタでは特に、他のユーザが印刷しているとすぐには印刷されずに、順番待ちになってしまうことがあります。その際、自分が印刷したファイルがどのような状況なのかを調べるコマンドが、lpq コマンドです。

コマンドの書式
lpq -P<プリンタ名>
            
実行例
% lpq -Ppropr15
            

印刷の取り消し

印刷を取り消したい時に使用する命令です。方法は、自分のユーザIDを指定する方法と、ジョブ番号を指定する方法の2通りがあります。

自分のユーザIDを指定すると、自分が印刷した全ての印刷を取り消します。lpq コマンドで出力されるジョブ番号を指定すると、任意の印刷を取り消すことが出来ます。しかし、プリンタが印刷処理を実行してしまうと、取り消すことは出来ません。印刷処理を実行したジョブは、lpq コマンドの結果が active になります。

なお lprm コマンドは、取り消したいジョブの印刷をした端末から実行しなければ、正しく実行することが出来ません。

コマンドの書式
lprm -P<プリンタ名> <ユーザID>
lprm -P<プリンタ名> <ジョブ番号>
            
実行例
% lprm -Ppropr15 m5071117
            


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